大型犬の飼育管理!!
最近、立て続けに2件、犬に咬まれる事故が起きました。咬んだ犬は、2件とも、ジャーマンシェパードとのことです。ジャーマンシェパードを得意犬種とする@ペット・トライアングルでも、単なるひとごとで眺めているのではなく、あらためて、ジャーマンシェパードを中心に大型犬の飼育管理について考えてみたいと思います。

ジャーマンシェパードは、警察犬などでも有名なように、とても賢く、飼い主に忠実な犬種です。だけど、どんなにもともとの性格が良いジャーマンシェパードでも、最低限必要な躾と、管理ができていなければ、日常生活の中でトラブルを起こす可能性は少なからずあると思います。
最低限の躾とは、なんでしょうか。具体的には、「座れ」、「待て」、「付け」、「来い」がしっかりとできること、だと思います。これらができれば、日常生活の中で、散歩を含めてほとんどの場面で、ワンちゃんをしっかりとコントロールできると思います。
そして、これらの指示を常にワンちゃんが認識するよう、ワンちゃんが飼い主さんに常に注意を向けるように、飼い主さんがワンちゃんにしっかりと信頼されるようにすることがとても大切だと思います。
また、もうひとつ大事なことは、ワンちゃんが、飼育施設から、絶対に外部にでないこと、ですね。これは、当然のことですが、実際には、万が一の可能性を潰すのは、簡単ではありません。
いろいろなケースを想定して、対策をする必要があると思います。小さな愛玩犬なら、家から外にフラッとでてしまっても、すれ違う人は、「かわいいワンちゃんね。ひとりでどうしたの?」と思う程度かもしれませんが、自分の知らない大きなジャーマンシェパードがフラッっとノーリードで近づいてきたら、私でも怖いと思います。
ましてや、一般の方であればその怖さは相当なものだと思います。たとえそのシェパードが、とてもよく躾が入っていて、絶対に咬みついたり、飛びかかったりしないシェパードでも、そんなことは周りの人にはわかりようがありませんからね。
そして、ある程度躾の入った犬でも、子供や小型犬のトリッキーな動きや声には、とっさに本能的な行動、たとえば防衛本能、狩猟本能的な行動が出てしまうこともあります。
また、襲撃訓練が入っている犬の場合、襲撃行動がでてしまうこともあるかもしれません。
躾がしっかりと入っている絶対に人に危害を与えることのない犬にせよ、乱暴な性格の犬や、襲撃訓練の入った犬にせよ、どんな犬でも、ジャーマンシェパードのような犬種は、外に逃げ出したり、誰かが外に出せたりしないような対応をしっかりとする必要があるでしょう。
これは、躾を入れることよりも、ある意味では大切な管理ポイントだと思います。
最近起こった2件の咬みつき事件も、飼っているところから、外にでてしまった、というのが一番の原因ではないでしょか。
前述した最低限の躾については、家族以外の人に対してだけでなく、家族、そして飼い主さん自身に対しての安全としも、必要な躾です。
基本的にジャーマンシェパードはとても人懐っこいワンちゃんです。だから、家族の人と遊ぶのは大好きで、遊び始めると、つい夢中になってしまうこともあります。そして、家族の中で、自分と同等以下と認識している人に対しては、その度合いが激しくなってきて、指示にも従わなくなりがちです。
例えば、お父さんのいうことは何でも聞くけど、お母さんや子供だけだということを聞かなくなるということは、けっこうあるのではないでしょか。
よく、訓練に出して、訓練中はとてもよく訓練士さんの指示に従っていたのに、家に帰ってきたら、全くいうことを聞かない、という話を聞きます。
賢いジャーマンシェパードは、指示に従わないといけない人と、指示に従わなくてもだいじょうぶな人を、しっかりと判断してしまっているのです。
ですから、家族の一員として迎えたジャーマンシェパードでも、人間が常に上だ、ということをしっかりと日常生活の中で認識させていく必要があるのです。
実際、小学生のお子さんでも、シェパードに対しては毅然とした態度で接し、叱る時はしっかりと叱り、褒めるときは思いっきり褒めるという、メリハリをつけた接し方により、ワンちゃんととてもよい関係を作っている方もいます。
逆に、大きな男の方でも、かわいくて、本気で叱れずに、わがままなワンちゃんにして、相談してくる方もいらっしゃいます。その場合、そのワンちゃんは訓練士さんのところで、しっかりと絞られることになってしまいます。
メリハリをした接し方で、しっかりとワンちゃんとよい関係をつくることが、結果的に、ワンちゃんに対しても一番良い結果となるのです。
しっかりと最低限の躾の入ったジャーマンシェパードは、とてもかわいい家族の一員であり、また、とても頼もしいパートナーにもなってくれます。大型犬への愛おしさは、小さな愛玩犬とはまた、全く違う感覚であり、ひとたびその魅力にはまると、大型犬なしでは生活できない、という位かもしれません。
だからこそ、そんなジャーマンシェパードを悪者にしたくない、素晴らしい犬種であるジャーマンシェパードを悪いことで有名にしたくない、ということを、強く思います。
私も含めて、ジャーマンシェパードをはじめ、ドーベルマンなど一般的に怖いという印象を持つ人がいる犬種の飼い主さんは、あらためて、飼育管理に不備がないか、躾はしっかりと入っているか、見なおしてみてもよいのではないでしょうか。
大型犬でも、ラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリーバーは、一般の方の印象は、全く違うかもしれません。大きくても、怖いという印象を持つ方は、ほとんどいないかもしれません。
でも、基本的には同じです。こういった犬種の飼い主さんも含めて、大型犬に関しては、どんなに性格が良いワンちゃんでも、気を抜かず、飼育管理をしていくことがこれからは一緒に暮らしていく上での、絶対条件になると思います。
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コメント
私もこのニュースを聞いたときに激しい怒りを覚えました。
これはシェパードが悪いんじゃなくって飼い主の無責任さゆえ起きた事件だと思います。
自分のブログでも「犬が悪いんじゃないっ!」って書いたくらいです。
犬を飼うということはその子の命と生活に責任をもつということ以外にも、
周りの人への配慮が不可欠だと思います。
それが欠けることで周りの人に迷惑を掛け、
結局は自分の大事な犬が憎まれたり危害を加えられたりしてしまうことに繋がるんだと思います。
犬の地位向上のためにも飼い主一人ひとりが責任を持って犬との生活を営んでくれるようになるといいですね。
投稿者: Ryoko☆ (Jun 7, 2007 11:12:41 PM)